新入社員なんだけど、すでに嫌いな上司のせいで退職したい…
入社3年以内の新人が退職する理由で最も多いのは「上司が嫌い」だということを知っていますか?
実際、入社して間もない頃は職場のルールや仕事のやり方を教えてもらったりなど、上司との関わりは避けられませんよね。
怒鳴られ、侮辱され、理不尽なことを言われ…不満に感じる理由は人それぞれあるでしょうが、上司へのストレスは多くの人が抱えるものです。
関連記事:こんな上司が嫌い!ストレスを感じる上司1位は〇〇な人
僕も、以前の職場では体調を崩すほど上司との付き合いに悩んでいました。
早期の転職には不安もありましたが、本当に辞めて良かったと思っています。
今では、そんな嫌いすぎた上司もすっかり消し去ることができました。
そこで本記事では、上司が嫌いで退職したい新入社員がまず考えるべき3つのことについて解説します。
悩んだままズルズルと働いて、人生の無駄遣いをしないようにしましょう!
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上司を嫌いな新入社員は本当に退職すべきか?
嫌いな上司に対してストレスが溜まりすぎると、「もう辞めたい!辞めてやる!」と衝動的に思うこともあるでしょう。
しかし家に帰ったり休日などを過ごして冷静になったら、「まだ新人だし、もうちょっと頑張らないとダメかな?」と迷ってしまいますよね。
結論から言いますと、新入社員だとか勤務年数に関係なく、上司と付き合っていくのが無理だと感じたら退職していいです。
もちろん状況によって「まだ焦って退職しなくてもいいんじゃない?」という場合はあります。
退職すべきかどうかについて、少し詳しく説明しておきますね。
退職しなくていいケース
ただ職場や仕事に慣れていないだけであったり、自分の努力で改善できるような場合は、退職しなくていいと思います。
〈退職しなくていい例〉
- 入社したばかりで監視されているのが怖い
- 上司との接し方が分からず緊張してしまう
- 仕事でミスをして注意されるのが嫌だ
- 話が合わないで楽しくない、面白くない
- 嫌われているような気がする
- 自由に仕事させてくれない
- 飲みに誘われるのが面倒くさい
このようなケースでは、たとえ上司に不快感を抱いても、すぐに退職というのは判断が早すぎるといえます。
というのも、上司にも管理職としての責務があるため、まだ信頼関係のない新入社員には多少なりとも厳しく目を光らせる必要があるからです。
初めの頃は「怖そう」「気難しそう」と思っていた上司が、慣れてくると意外と気さくで頼れる人だった、というのはよくある話です。
上司も人間ですから、あなたと同じように「どう接したらいいかな?」と探り探りなのかもしれませんね。
仕事を覚えたりお互いのことを知っていくにつれ、「退職したい」という気持ちは薄れていく可能性が高いです。
退職すべきケース
逆に「慣れ」や「自分の努力」では改善が難しいと思われる場合には、早めに見切りをつけて退職すべきです。
〈退職すべき例〉
- 必要以上に大声で怒鳴ったり、人前で罵倒してくる
- 叩かれたりデスクを蹴るなどの暴力的な行為をされる
- 残業や休日出勤を強要される
- いつも怒っていたり理不尽な怒り方をされる
- 常習的にハラスメントがあるのに会社が動いてくれない
- いくら努力しても仕事させてくれない、何も教えてくれない
- あきらかに過剰な仕事量や新人には責任の重すぎる仕事を押しつけられる
- 断っても飲み会への強制参加や幹事をさせられる
これらのようなケースでは、無理して耐えようとせず退職について真剣に考えるべきです。
仕事に慣れたり、うまく付き合うための努力をしたところで、改善はほぼ期待できません。
上層部や人事、外部の機関などに相談することで解決する場合もありますが、確実性がないわりにリスクは付き物です。
また、そこまで上司や会社を変えようとして時間とエネルギーを消耗するより、さくっと転職するほうがどう考えても効率的ですよね。
退職しなくていいケースとは反対に、日に日に「退職したい」という気持ちが強まっていく可能性が高いといえます。
あなたの人生の貴重な時間を無駄にしないためにも、早めに退職へのステップを踏み出すことをおすすめします。
新入社員が「上司が嫌い」を理由に退職するメリット・デメリット
「退職したい」という気持ちがありながら迷ってしまうのは、「辞めることは本当に自分にとって良いことか?」と不安があるからだと思います。
特に、数ヶ月〜3年以内ほどしか勤めていない新入社員だと、今後の転職についてなど心配なことも多いですよね。
そこで、新入社員にとって上司が嫌いで退職することのメリットやデメリットについても以下で触れていきます。
嫌いな上司と確実に縁を切れる
結局のところ、これが一番大きいメリットだと思います。
「若い奴は我慢が足りない」と言われるかもしれませんが、そもそも若手とベテランではストレス度合いがまったく別物なんですよね。
たとえば40歳のベテランが上司と揉めたところで、大したストレスにはなりません。
ちゃんと働いていれば自分もそれなりに会社や仲間から評価されている立場になっているでしょうし、ほんの数年だけ我慢すれば上司は定年退職して居なくなりますからね。
しかし20代の新入社員だったらどうでしょうか?
嫌いな上司とこれから何十年も付き合っていかなければいけないと思うと途方に暮れますし、まだ自分自身の立場が弱いため精神的な安定を保つこともできません。
上司が変わってくれることに期待したり、戦ったり相談して改善させようとするのは悪いことではありません。
ですが、嫌いな上司と確実に縁を切って心機一転するには、退職に勝るものはないですよ。
仕事に集中できて成長する
「せっかく入社できて仕事があるのに、上司が嫌いなだけで退職するなんてもったいない」
という意見もあるでしょう。
しかしこれは、はっきりと断言させてもらいますが人間関係の良し悪しは仕事の質に直結します。
どんなにやりたい仕事や目標があっても、嫌いな上司のもとで体力と精神力をけずられては、いつまでたっても成長できません。
本来であれば仕事に使うべきリソースが、上司への対応に割かれてしまうんですよね。
時間もエネルギーも有限です。
そして、人間が意識配分できる容量は決まっています。
余計なことで消耗するのはやめませんか?
転職して人間関係の良い環境に身を置くだけで、仕事に集中できて自分の成長につながるメリットがありますよ。
心身が元気になる
これは僕の経験上、転職後に大きな実感を得ることになったメリットです。
自分で思っていた以上に、嫌いすぎる上司との関わりは心身へのダメージが大きかったみたいです。
一時期の僕は、
- 夜なかなか寝付けない
- 朝起きるのがしんどい
- 職場に行くと吐き気や目まいがする
- 休みの日まで仕事のことが頭から離れず、何もする気力が出ない
などの症状が出ていました。
今になって考えると軽度のうつ症状だったわけですが、当時は自分の弱さを認めたくなくて、「仕事で疲れているだけ。社会人は誰でも同じ」と思い込もうとしていました。
しかし実際に転職をしてみると、あれだけ毎日つづいていた体調不良と憂鬱な気持ちが嘘のように吹き飛んだのです。
そこで初めて「ああ、そんなにストレスだったのか」と実感しました。
休みの日に嫌いな上司の顔が浮かんで気分が落ち込むようなことも無くなったので、仕事だけでなくプライベートも楽しめるようになったのは嬉しいですね。
同僚や家族に申し訳ない気持ちになる
新入社員にとって上司が嫌いで退職することは、正直なところメリットだけでなくデメリットもあります。
その内ひとつは、気持ち的な問題です。
せっかく入社してこれからという時に「上司が嫌い」といった理由で退職するのは、気にしなくていいと言われたとしても後ろめたさを感じてしまうものですよね。
一緒に頑張ろうと励まし合った同僚。
優しく声をかけてくれた先輩。
社会に出るまで育ててくれた親。
こういった人たちに対して「これくらいで辞めたら申し訳ない…」という気持ちが出てくるのは決しておかしい事じゃありません。
むしろ、真面目で思いやりのある人ほどメンタル的なデメリットが出やすくなります。
しかし嫌々ながら我慢して中途半端に続けるよりも、早めに退職したほうが周囲にかける心配や迷惑は最低限に済むのが事実なんです。
あなたの仕事量や責任が増えるほど、辞めたときの職場への負担は増します。
年齢が上がるほど、転職が難しくなり親を心配させてしまいます。
また、そうして先延ばしにしている内にどんどん辞めると言い出しづらくなったり、結婚や子供ができたりして身動きができなくなるケースは非常に多いです。
「まずは3年勤めろ」という意見を耳にすることもあるかもしれませんが、それは会社側にとって引き止めるために都合よく作られた価値観に過ぎません。
自分の人生を大切にするなら、「申し訳ない」という気持ちには踏ん切りをつける必要があることを理解しましょう。
転職のハードルを越えなければいけない
新入社員が嫌いな上司のせいで退職するにあたって、気持ちの問題だけでなく現実問題として「転職のハードル」を越えなければいけないデメリットもあります。
生きていくためには、ただ退職するだけでは話が済みませんからね。
とくに入社して間もない新人ほど、
「経験の浅い自分を雇ってくれる職場なんてないんじゃ…」
「こんなすぐ辞めたらダメ人間だと思われそう…」
このように考えてしまって、なかなか一歩を踏み出せませんよね。
ところが、じつはその転職のイメージには大きな誤解があるんです。
「キャリアが短いと転職は難しい」「良い転職先を見つけるのは大変」と思い込んでいる人も多いですが、正しく転職活動すればスムーズに済んでしまう場合がほとんどなんですよ。
そこで次に、適切な退職時期と正しい転職方法について解説していきますので、参考にしてくださいね。
適切な退職の時期と転職活動の方法は?
上司が嫌いで退職したいと思っている新入社員にとって、最も悩みのタネとなることは以下の2つでしょう。
- いつ辞めるべき?
- どう転職活動すればいい?
まず先に大事なことを言いますが、考えるだけでなく行動しないと意味がありません。
それを踏まえて参考にしてくださいね。
先が見えないなら、早ければ早いほどいい
これから先の人生を想像して、今の嫌いな上司のもとで「前向きに働けるか?」「自身が成長できるか?」と考えてみてください。
もし明るい未来が想像できそうなら、もう少し頑張ってみていいかもしれません。
でも先が見えないのなら、「入社後○年」とか「○月ごろ」とか「代わりが入ってくるまで」とか考えないほうが良いです。
ここまで説明してきたように、年月が経てば経つほど辞めづらくなっていきますし、早めに退職して嫌いな上司と縁を切ることは大きなメリットがあります。
会社や同僚の都合を気にかけても、あなた自身が損をしてしまうだけです。
また、「短いキャリアでは転職に不利だ」という考えは昔の話です。
近年は少子化もあって、あらゆる業界で若い人材の確保に力を入れており、第二新卒(卒業後3年未満の社会人)の採用を積極的に行っています。
そして逆に、30代を超えると途端に需要が減ってしまうのが現実です。
つまり、転職は早ければ早いほうが有利になります。
とはいえ「今日で辞めます!」というのは良くありません。
一応、法律上は退職の2週間前までに退職届けを提出すればいいことになっていますが、およそ2〜3ヶ月前に退職の意思を伝えるのが望ましいです。
早めに退職の意思を伝え、退職までの2〜3ヶ月の間にしっかり時間をかけて転職活動しましょう。
どうしても「退職したいけど言い出せない」「もう上司の顔も見たくない」という人は、『仕事を辞めたいのに言えない20代の悩みをたった1日で解決する方法』の記事を参考にしてね。
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早めに退職したほうが良いとはいえ、どこでも転職できればいいわけではありませんよね。
焦ったり適当に決めてしまっては、また自分に合わない職場だったりブラック企業に入社してしまったりなどで、退職を繰り返してしまう可能性が高くなります。
実際、僕は正しい転職方法を知らずに募集要項だけで判断した結果、2回も転職に失敗しました。
さすがに次はもう失敗したくないと思い、きちんと情報収集してから転職することにしたんです。
そして3回目の転職をした今、おかげで自分らしく仕事ができて毎日を楽しく過ごせています。
重要なのは、20代や第二新卒の転職に特化した転職エージェントを利用して、きちんと自分に合った職場を見つけることです。
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