わざと聞こえるように悪口を言う上司って何なの?
職場にはさまざまなタイプの嫌な上司が存在しますが、その中でも「聞こえるように悪口を言う上司」は陰湿で、本当にストレスが溜まりますよね。
言いたい事があるなら直接きちんと指導してくれ!
というわけで本記事では、そんな「聞こえるように悪口を言うパワハラ上司」の心理や対処法について紹介しようと思います。
最後までお読みいただき、すっきりした日々を過ごしてくださいね。
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聞こえるように悪口を言う上司の心理
まずは、職場でわざわざ相手に聞こえるように悪口を言ってくる上司の心理について理解しておきましょう。
なぜそんな陰湿なことをするのかが分かると、対策もしやすくなりますよ。
言わなくても分かってほしい
聞こえるように悪口を言うのは、「直接言わなくても分かってほしい」という心理があります。
上司は部下を育てなくてはいけませんが、他にも仕事はあるので1から10まで手取り足取り教えてあげるわけにもいきません。
そこで聞こえるように悪口を言うことで、「この空気を察して動いてくれ」と遠回しに伝えているつもりなのでしょう。
しかし、悪口を言う時間があるなら教えてやればいいですし、そもそも初めから「自分で考えて動いてね」と教育すればいいのですよね。
指導能力の無さを隠したい
聞こえるように悪口を言う上司には、自分の指導能力が欠けていることをごまかそうという心理もあります。
仮に部下が仕事をできなかったり性格的な問題があったとして、それを指導するのも上司の仕事です。
しかし指導能力がないと部下を思うようにコントロールできません。
そこで「アイツには何を言っても無駄」「教えてやったのに全然ダメ」といった悪口を言って『自分は上司としてやるべき事はやったから悪くない』とアピールしているのです。
見せしめにしている
職場での見せしめにするため、あえて聞こえるように悪口を言う上司もいます。
悪口が本人に聞こえているということは、当然ながら話し相手や周囲の人たちにも聞こえているわけです。
そうして「自分も同じ目に遭わされるかも」という恐怖を与えて注意を促しているんですね。
これは「わざと人前で怒る」のと似たような心理で、実際には職場の雰囲気が萎縮してしまい逆効果になります。
関連記事:人前で怒る上司はいないほうがいい3つの理由と解決策とは?
叱っている姿を見せたくない
聞こえるように悪口を言う心理のひとつに、「叱っている姿を見せたくない」というものがあります。
本当は面と向かって注意や文句を言いたいけど、「感情的になっている」「すぐ怒ってウザイ人」などと思われるのが嫌で、間接的な方法を取っているのです。
これは上司自身が嫌われることを不安に感じていて、自分の精神的な負担をやわらげるための行動といえます。
反発されることを恐れている
聞こえるように悪口を言う上司は心理的に、反発されることを恐れている場合があります。
立場上、ほとんどの上司は部下に対して強気に出れるものです。
しかし上司が小心者であったりすると、反論や反抗的な態度を取られることを恐れて、言いたいことを直接的に伝えることができなくなります。
顔を合わせず聞こえるように悪口を言うことで、反発する機会を奪って一方的に言いたいことを伝えているわけですね。
パワハラを回避したい
わざと聞こえるように悪口を言う上司の心理として、パワハラを回避するという目的もあります。
昔と比べると世間的にパワハラへ対する認識が少しずつ強まってきました。
それにともない、面と向かって激しく叱責したり罵倒したり、厳しい罰を与えるなどしにくい雰囲気になってきています。
そこで上司は「たまたま話してた部下の評価内容が、本人に聞こえてしまっただけ」という手段を取ることで免罪符にしようとしているのです。
「問題にはしたくないけど攻撃したい」という、上司の卑怯な考え方によるものと言えます。
しかし、本当に『聞こえるように悪口』はパワハラにならないのでしょうか?
気になって調べてみたので、次に解説していきますね。
職場で聞こえるように悪口を言うのはパワハラなのか?
聞こえるように悪口を言われることは、面と向かって非難されるのと同じくらい傷つきますよね。
だとしたら、パワハラに当たるのでは?
結論から言わせていただくと、職場で上司から聞こえるように悪口を言われるのは、パワハラとして認められる可能性が高いです。
パワハラの定義は以下のようなものになります。
職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
その具体的な種類は6つの類型に分けられます。
- 身体的な攻撃
- 精神的な攻撃
- 人間関係からの切り離し
- 過大な要求
- 過小な要求
- 個の侵害
ここで重要なポイントを抑えると、
①職場で優位な立場にある上司が
②業務上あきらかに必要性のない発言(悪口)を
③聞こえるように言うことで精神的苦痛を与えている
という3点にまとめられます。
これは「パワハラに該当する3つの要素」をすべて満たしていることになります。
もちろん、程度や頻度など客観的な判断が必要な部分もあるため、「100%パワハラになる」とは言い切れません。
しかし、パワハラに該当しなかったとしても誹謗中傷による名誉毀損にあたる可能性もありますし、「いじめ」は社会的にも許されない行為です。
上司にとってどんな理由があるとしても、聞こえるように悪口を言うのは卑劣で陰湿な行為であることに変わりありません。
そんなパワハラ上司への対処法について、次に紹介しますね。
聞こえるように悪口を言う上司の3つの対処法
きっとあなたは、聞こえるように悪口を言われ、悲しくて悔しくて心が傷ついていることでしょう。
明るく前向きに仕事ができる日々を手に入れるためにも、そんな職場のパワハラ上司をどうにかしたいですよね。
ここで紹介する3つの対処法が参考になればと思います。
気にしないふりをしよう
職場で聞こえるように悪口を言われたときは、まず「全然気にしていない」というフリをしてみせましょう。
わざと聞こえるように悪口を言うパワハラ上司というのは、相手のリアクションを期待していることが非常に多いです。
そうでなければ聞こえないところで隠れて陰口を言うはずですからね。
なので聞こえてきた悪口に対して、動揺したり落ち込んだりする様子を見せてしまうと、上司の思うツボになってしまいます。
そして作戦がうまくいった上司は、さらに調子に乗ってエスカレートすることでしょう。
しかし逆に、あなたがまったく気にせず底抜けに明るく振る舞っていたら?
パワハラ上司は「こいつをいじめても面白くない」と思うでしょうね。
職場で悪口を言われると誰も信じられなくなって距離を置きたくなりますが、孤立すれば悪化する一方です。
あえて明るく接することで、悪口を言われにくい環境を作りあげていきましょう。
リスクが低いおすすめの対処法です。
本人に改善点を聞いてみよう
職場で聞こえるように悪口を言われるときは、あえてパワハラ上司本人に改善点を尋ねてみるのも有効な対処法ですよ。
というのも、結局その上司は直接あなたに面と向かって文句を言えないけど、言いたいことはあるわけです。
そこで、こちらから仕掛けることで現状を打破するキッカケとします。
「至らない所があれば直したいので、直接教えていただけないでしょうか?」
「私のせいで不快にさせてしまったようで申し訳ありません。どのように改善すれば良いですか?」
といったように、あくまで謙虚な姿勢で尋ねることがポイントです。
間違っても喧嘩腰になったり「悪口を言わないでください」「文句があるなら直接言え」などと相手を否定するようなことは慎しみましょう。
敵意を見せず質問形式にすることで、嫌がらせをしていたつもりのパワハラ上司も呆気に取られ、丁寧に教えてくれたりしますよ。
リスクはありますが、うまくいけば高い効果を見込める対処法です。
相談しよう
聞こえるように悪口を言うパワハラ上司が職場にいるなら、一人で抱え込まず誰かに相談しましょう。
職場の中だけでなく、社外でパワハラの相談を受付けている窓口を利用するのも良いです。
解決できるかどうかに限らず、悩みを誰かに相談することは大切です。
話を聞いてもらうだけでも気持ちがスッと軽くなります。
自分一人でどうしたらいいか分からないときは、信頼できる人に相談することをためらわないでくださいね。
ただし、聞こえるように悪口を言われている証拠が必要になる可能性があるため、録音したり証人を用意するなどの対策をしておきましょう。
関連記事:職場いじめの悩みは誰に相談すべき?解決に繋がる6つの相談相手
逃げ道は必ず確保しておいてください
聞こえるように悪口を言うパワハラ上司の対処法を紹介しました。
しかし、必ずしも解決できるわけではありませんし、場合によっては直接的なパワハラやいじめに発展する可能性もないとは言い切れません。
上司だけでなく職場そのものの体質に問題があるような場合、残念ながら改善を期待するより逃げたほうが得策です。
あなたの人生を「悪口」なんていう低レベルな行為のせいで無駄にしないためにも、今のうちから逃げ道は必ず確保しておきましょう。
これは僕の経験から断言させてもらいますが、悪口のある職場とない職場では、働き方に天地ほどの差があります。
自分らしく前向きに働きたいなら、環境の良い職場を選ぶべきですよ。
逃げ道を確保するためには、まずは転職サービスを活用して自分に合う求人を見つけることから始めてみてください。
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年齢を重ねるにつれ、自分の希望がかなう会社への転職はどんどん難しくなっていきます。
できれば20代、遅くても30代のうちに、思い立ったら即行動したほうがいいです。
「また今度でいいか」とためらっていたら、このままずっと変わることはありません。
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