仕事を休ませてもらえなくて辛い…。休みたい時に休むためには?
仕事を休むことは、すべての労働者に与えられた権利です。
休ませてもらえないという事は、その権利を奪われているのと同じですよね。
決して許される行為ではありませんし、そのような職場で無理をして耐え続ける必要はありません。
そこで本記事では、以下の内容をまとめています。
- なぜ仕事を休ませてもらえないのか?
- 休ませてもらえない職場で働くデメリット
- 休ませてもらえない時にやるべき事
最後まで読んで、休みたくても休めない働き方から脱出しましょう!
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仕事を休ませてもらえない理由
なぜ仕事を休ませてもらえない状況になるのでしょうか?
それには大きく分けて以下の3つのケースがあります。
- 職場の体制に問題があるもの
- パワハラやいじめによるもの
- 正当な理由があるもの
それぞれ詳しく解説します。
具体的な事例については『「休むな」はパワハラ!仕事で休みがもらえない6つの具体例』で紹介しているので、そちらも参考にどうぞ。
職場の体制に問題がある
仕事を休ませてもらえない理由のひとつに、職場の体制に問題があるケースが考えられます。
〈例〉
- 常に人手不足でギリギリの状態
- 社員1人あたりの業務量が多すぎる
- 残業や休日出勤をするのが当然という風潮
- 有給休暇を取得した前例がほぼ無い
- 休んだら評価や心象が悪くなる
上記の例に当てはまるような場合、「休んでいられない」「休む余裕がない」「休める雰囲気じゃない」という考えが定着し、仕事を休ませてもらえない職場になってしまいます。
しかし、人手不足や過剰な業務量といったものは会社の管理体制の甘さに問題があるのであって、社員ひとりひとりがその責任を負わされるべきじゃありませんよね。
また、昔は休まず働くのが正義だったとしても、今はもう時代が変わっています。
休みを取りづらい雰囲気のある職場は体制を見直すべきですが、現実的には改善を期待できないため、転職したほうが良い場合がほとんどです。
パワハラやいじめを受けている
仕事を休ませてもらえないのは、パワハラやいじめが原因となっているケースもあります。
〈例〉
- 「仕事が残っているのに休むな」と言われた
- 休日に出勤しないと間に合わない仕事を押し付けられた
- 「風邪くらいで休むのは気合が足りないからだ」と言われる
- 有給休暇を申請しても拒否されたり、理由をしつこく聞かれる、嫌味を言われるなど
- 嫌がらせで自分だけ休みをもらえない
上記の例に当てはまるような場合は、パワハラやいじめのターゲットにされている可能性が高いです。
パワハラやいじめのある職場では、立場の弱い人や特定の人物だけが仕事を休ませてもらえない、といった特徴があります。
職場全体に問題があるケースと比べて、相談などの対策によって改善が見込めることもあります。
関連記事:職場のいじめに勝つ方法5つを解説。もう耐える必要はない!
正当な理由がある
仕事を休ませてもらえないと言っても、会社側にとって正当な理由があるケースもあります。
〈例〉
- 同じ日に何人も有給休暇を取得されると運営が不可能となるため、そのうち数名の申請を拒否した
- 予想外の出来事で一時的に人手不足となり、やむを得ず有給休暇の日にち変更を頼んだ
- トラブルで納期に間に合わないため、休日出勤を余儀なくされた
- 商談のためにどうしても担当者の出勤が必要なので有給取得を拒否した
上記の例のように、会社に正当な理由があれば、仕事を休ませてもらえないのは仕方ない場合もあります。
基本的に労働者が有給休暇を請求したら会社は与えなければいけません。
しかし、事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の日に変更させることができます。(まったく取得させないのはダメ)
これは労働基準法39条5項にさだめられた「時季変更権」というものです。
もちろん「休まれたら忙しくなるから」「調整が面倒だから」といった程度の理由では、時季変更権を行使することはできません。
また、残業や休日出勤を依頼ではなく強要したり、手当てを出さないことは労働法違反になる可能性が高いです。
「仕事を休ませてもらえない!」と訴える前に、それが法的に正当な行為であるか確認してみると良いでしょう。
仕事を休ませてもらえない職場に潜む危険とは
仕事を休ませてもらえない職場で働いていると、ただ疲れるだけという以上にデメリットがあります。
体調を壊しやすくなる
仕事を休ませてもらえない状況が続くと、疲労やストレスが溜まり、いつか心や体を壊してしまうかもしれません。
そして、体調不良で休みをもらいたくても、休めない…。そのせいで、ますます体調が悪化…。
という悪循環に陥ってしまいます。
「体調を崩すのは健康管理が出来ていないからだ!」と苦言を呈する人もいますが、どれだけ管理をしていても病気やケガを100%防ぐことは無理ですよね。
また、「普段から適度に休ませてくれていたら、こんなに疲労やストレスが溜まらず元気に働けたはずなのに…」と思うことも多々あるのではないでしょうか?
ましてやインフルエンザなどの感染症だった場合は、罹患者が出勤したせいで周囲にうつして余計に事態が悪くなる可能性もあるのです。
こういった理由からも、仕事を休ませてもらえない職場では体調を壊しやすくなるデメリットがあると言えます。
休んだら評価を下げられる
どうしても出勤することができない時は誰にでもあるはず。
そんな時、普段から仕事を休ませてもらえない職場だと、「やむを得ず休んだだけなのに会社での評価がガタ落ち…」なんて事もあり得ます。
わけもなく一人だけ休みまくったり無断欠勤をするようであれば評価が下がるのは当然ですが、そうでもないのに納得できませんよね。
そもそも、ただ仕事を休んだことを事由に罰則を与えたり待遇を落とすことは労働法違反になる可能性もあるんです。
しかし、現実的には「直接的に処分を受けたわけじゃないけど、昇進に悪影響があった」「風当たりが強くなったり職場に居づらくなった」という話はよくあります。
通院や家庭の事情など、人によって休まざるを得ない状況はあるものです。
それを理由に会社からの評価が左右されるような職場は、理不尽な体制にあり危険な環境と言えます。
給料が上がることに期待できない
仕事を休ませてもらえない職場は、それだけ仕事量も多い傾向があります。
業務の多忙さに比べて人手が足りていないから休めないのです。
しかし、仕事量が多いからそのぶん給料が上がるかと言うと、そうではない場合がほとんどです。
なぜなら、人員を補充して余裕をもって運営するほどの資金さえ惜しんでいる会社なのですから。
少ない人件費で過剰な労働を強いることでしか運営できていない。そのような会社になんて期待できませんよね。
休ませてもらえない職場は、「仕事は多くて大変なのに、給料は低い」といった労働環境になりがちです。
残された人ほど追い込まれていく
仕事を休ませてもらえない職場は、必ずと言っていいほど離職率が高い傾向にあります。
周りが辞めていくなか、頑張った人・耐えた人・残された人ほど、ますます責任と負担ばかりが増して追い込まれていきます。
人手が足りないうえ自分にしか出来ない業務なども増え、いつの間にか休むどころか退職さえしづらい状況になる人はとても多いんです。
「すぐ辞めた人たちは良い環境で働けているのに、我慢した自分は一生辛いまま…?」
「まるで会社にとって都合のいい奴隷だ。こんな事なら早めに見切りをつけて退職すれば良かった…」
このような手遅れにならないためにも、仕事を休ませてもらえないブラックな職場からは今すぐ脱出すべきですよね。
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仕事を休ませてもらえないなら「相談」か「退職」の2択!
正直なところ、仕事を休ませてもらえない職場では、問題解決のためにできることは多くありません。
なぜなら、あなた自身には原因がないんですから。
そこでまずは誰かに「相談」することから考えましょう。
相談先については、こちらの『職場いじめの悩みは誰に相談すべき?解決に繋がる6つの相談相手』を参考にしてみてください。
ただ、いじめやパワハラなど悪の所在がはっきりしている場合ならともかく、職場全体が休めない体制になっているなら改善は期待できません。
そういった場合には、自分の身を守るためにも会社に見切りをつけて退職したほうが良いでしょう。
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