台風直撃なのに仕事…これってどうなの?
あなたの会社は、台風の時どのような対応をしていますか?
「帰れなくなるので交通機関が止まる前に帰ってください」
「危険なので無理して出勤しなくていいです」
「タクシー代やホテル代は経費で落とします」
こういった対応をしてくれるなら理想ですよね。
しかし実際には、台風だろうと何が何でも〈出勤させる会社〉〈休めない会社〉というものが数多く実在します。
そして交通機関が止まってから「緊急事態なので帰宅してください」なんて言われて、社員は危険のなか露頭に迷う羽目に…。
このような会社の対応ってどうなんでしょうか?
本記事では、そんな『台風なのに出勤させる会社』の問題点や取るべき対処法について解説します。
被害に遭ってからでは遅すぎるので、ぜひ最後までお読みいただいて身の安全を確保しましょう!
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台風なのに出勤させる、休めない会社はブラックです
まず結論から言わせていただくと、台風なのに休めない会社、出勤させる会社はいわゆるブラック企業といえます。
もちろん、どうしてもその日にその人がいなければ取り返しのつかない大問題に発展するような状況ならば、仕方ないこともあります。
しかし仮にそのような場合であっても、会社が社員の安全を確保し、最大限のサポートをするのが前提条件です。
「出勤させておいて放ったらかし」「定時まで帰らせないけど後のことは知らない」などというのは論外でしょう。
ところが日本の企業体質は、日本人の「勤勉さ」や「忍耐力」といったものを履き違え、台風だろうと関係なく仕事をさせる会社がとても多いんですよね。
これは会社が社員を大切にしていない証拠であり、ブラック企業の大きな特徴のひとつになります。
帰宅難民や車の破損、死傷者を出すおそれ
台風なのに出勤させ、定時まで帰らせない会社では、さまざまな危険が想定されます。
交通機関が停止したり暴風や冠水で車の運転ができなくなれば、社員は帰宅することが困難になります。
駅や商業施設に何時間も取り残されて身動きが取れなくなったり、急遽ホテルやインターネットカフェに自腹で宿泊した経験がある人も多いのではないでしょうか。
帰宅するための手段がなくなってから「電車が止まったので緊急事態です、帰ってください」なんて言われるケースも少なくありません。
そうなってからでは遅いことくらい、普通に考えたら分かるはずですよね。
台風のなか無理に出勤させたり帰宅すれば、事故やケガ、最悪だと命にかかわる事態になりかねません。
会社は一人一台『どこでもドア』を持ってると思っているのでしょうか?
そんなわけありませんよね。
では、なぜそのような対応しかできないのか?
それは、
- 給料を払ってるのにきっちり働かせないともったいない
- 被害が無かったら休ませるだけ損
- まだ何か起きたわけでもないのに仕事しないのは甘え
といったように、会社(もしくは上司)が考えているからなのです。
これって、つまりは「社員それぞれの人生なんてどうでもいい」と言っているようなもので、社員のことを社畜か奴隷か、使えるだけ使って捨てる消耗品だと思っているのと同じなんですよね。
安全配慮義務に違反する可能性も
こうした会社の対応について、「違法じゃないのか?」「罰則はないのか?」と疑問に思いますよね。
じつは、『台風なのに休めない、出勤させる会社』は、〈安全配慮義務〉の違反になる可能性があります。
これは残念ながら罰則が定められていないため、違反しても会社が罪に問われることはありません。
しかし、だからといって民法的あるいは社会的な責任がないわけではありません。
安全配慮義務を無視したせいで社員に被害があれば、損害賠償を請求されることもありますし、バッシングを受けて社会的信用を失う可能性もあります。
罰則がないからといって会社としての義務を放棄することは、社員の命を軽視しているのと一緒なのです。
台風でも仕事を休めない会社でやるべき3つの対処法
台風なのに出勤させて休めない会社の問題点について解説しました。
では実際にあなたの会社がそのような対応をする場合、どういった対策ができるのでしょうか。
3つの対処法を紹介します。
早退、遅刻、在宅ワークの許可を取る
まずはダメ元で真正面から早退or遅刻or在宅ワークにしてほしい旨を伝える方法があります。
台風なのに出勤させたり帰らせない会社は、悪気もなく単純に危機意識が低いことも考えられます。
そういった場合、
- なぜ出勤すべきでないのか
- 早く帰らないとどうなるのか
- 1日くらい安全を優先しても仕事への支障は少ないこと
など、きちんと説明することで了承を得られる可能性もあります。
「たしか通勤中のケガは労災の対象になるんですよね?」といったように痛いところを突いて説得するのもひとつの手です。
有給休暇を取得する
台風でも関係なく仕事をさせるような会社だと分かったなら、あらかじめ前日までに台風当日の有給休暇を取得するのも良い対処法です。
前日までに申請することが難しければ当日でも構いません。
というのも、会社は従業員の有給休暇について理由を求めたり正当性なく拒否してはいけないのです。
だから有給休暇を取る理由も「私用のため」で何の問題もありません。
政府の『働き方改革』によって、有給休暇を取らせない会社には罰則も与えられるようになりました。
自分の権利なのですから遠慮せず主張していいんですよ。
タクシー代やホテル代を請求する
台風で交通機関が停止しているにもかかわらず出勤命令をされたり、なかなか帰らせないせいで帰宅難民になってしまうような場合には、タクシー代やホテルなどの宿泊にかかった費用を請求しましょう。
「勤務時間外のことなんて会社は関係ない」などと言われることもあるかもしれませんが、それは間違いです。
業務上の理由でかかった費用は、経費として会社に請求することができます。
台風で交通機関が停止している(停止することが予想できる)にもかかわらず、会社の命令で業務を行うのですから、勤務時間外だとしても業務上の理由に該当するはずなんですよね。
それをあらかじめ伝えておくことで、会社も「休ませたほうが得」だと考えるようになるかもしれません。
被害を受けてからでは遅い!本当に安心して働くためには?
ここまで『台風なのに休めない、出勤させる会社』の問題点や対処法をお伝えしてきました。
しかし、これは確実で根本的な解決とは言えません。
その場しのぎで台風の日に身を守ることができたとしても、翌日から会社で居づらい雰囲気を感じたり上司からの評価に響いたりすることも有り得ます。
最悪だと減給されたり解雇されたり、「文句があるなら訴えてみろ」という超ブラックな話も実際にあるのです。
そして、そういった圧力に負けて泣き寝入りしてしまう人はとても多いです。
では、自分の身を守るためにはどうすべきか。
本当に安心できる環境で働くためには、ブラック企業から脱け出すことがマストなんですよね。
身体的・精神的・金銭的にも、被害を受けてからでは遅いのです。
台風にもかかわらず出勤を強要するような会社は、災害以外のところでも絶対に社員を大事にしません。
あなた自身が損をする前に、きちんと社員のことを大切にしてくれる会社へと転職すべきだとは思いませんか?
リスクを負ってでも今の会社でなければいけない絶対的な理由がありますか?
まずは自分の人生を優先しましょう。仕事は安心が第一ですよ。
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できれば20代、遅くても30代のうちに、思い立ったら即行動したほうがいいです。
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