転職って会社への裏切りになるの?
- 転職することを上司に伝えたら「裏切り行為」だと非難された。
- 「裏切り」だと思われるのが怖くて転職活動に踏み出せない。
このような経験をする人はとても多いです。
あなたも「裏切り」という言葉のせいで転職を迷っていたり、認めてもらえず困っていませんか?
本記事では、会社や上司があなたの転職を裏切り行為だという本当の理由について解説します。
ぜひ参考にしていただければと思います。
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転職は裏切りなのか?【裏切ってOK】
まず結論から言わせていただくと、「転職」は会社にとって「裏切り」です。
そもそも裏切るという言葉は、以下の意味になります。
- 味方にそむいて敵側につく。
- 人の信頼にそむく行為をする。
- 期待や予想に反する。
転職するということは、期待を込めて採用や教育をしてきた今の会社から他社に移るわけですから、たしかに言葉どおり「裏切り」行為といえます。
でも、だから何だというんですか?
裏切ってはいけないと考えるのが、そもそもの間違いなのです。
実際に三度の転職を経験した僕だから、分かったことがあります。
転職を迷っているあなた。
誰に何と言われようと、あなたの人生を良くするためなら裏切っていいんですよ。
僕がその結論に至ったのは、いくつかの根拠があります。
先に裏切ったのは会社のほう
転職しようと考えるあなたを、会社は「裏切り」だと言うでしょう。
しかし、先に裏切ったのは会社のほうですよね?
会社側は期待を込めて採用や教育をしてきたかもしれませんが、それは社員側も同じことです。
あなただって、期待と希望を胸に入社し、会社に貢献しようと努力してきたはず。
その気持ちを裏切られたからこそ、転職したいと考えるようになったのではありませんか?
人間関係、給料や待遇、職場の環境など…その理由はさまざまでしょうが、不満がなければ転職しようとは思いません。
先に会社が裏切っておきながら、それを原因に転職しようとする人間を「裏切り」だと非難するのは、おかしな話ですよね。
幸せになる道を選んで何が悪い?
転職はたしかに裏切り行為かもしれません。
しかし、人は誰でも幸せになる権利があります。
そして会社には、人の幸せを妨害する権利などありません。
むしろ社員の生活を守るのが会社の役目です。
もし会社への嫌がらせだけを目的に転職するというなら、それは悪いことですし誰にもメリットがありません。
ですが、あなたは自分の人生をより良いものにするためには転職が必要だと感じたのですよね。
だったら、それの何が悪いことなんでしょうか?
会社のために自分を犠牲にしないでください。
自分の幸せを後回しにしないでください。
まず自分が幸せになれる道を選んで、それから周囲に貢献していけばいいのです。
何も難しい話ではありません。
今の会社では幸せになれないから裏切ってでも転職する。それだけの話なんですよ。
良い「裏切り」もある
『裏切り=悪い』というイメージを持たれる方も多いと思います。
ですが、〈大方の予想を裏切って優勝を果たした〉のように、良い意味での「裏切り」もたくさんあるんです。
あなたの転職したい意思を知った人のなかには、「ダメ人間」「根性なし」「甘えた考え」「どうせ他でもやっていけない」などと心無い言葉を口にする人も出てくるでしょう。
そしてあなたを『裏切り者=悪者』として扱おうとします。
だったら、そんな人の間違った価値観こそ裏切ってやれば良いのです。
転職先でしっかりと勤め、自分自身が幸せをつかみながら会社からも必要とされる人間になる。
そんな羨まれるような裏切り者になってください。
誰かの味方になれば誰かの敵になるのは当然のことです。
良い会社の味方になるか、悪い会社の味方でいるか。それを選ぶのはあなたの自由意思なんですよ。
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会社や上司があなたの転職を許さない本当の理由とは?
自分の人生にとってプラスになるなら、裏切りになっても転職を選択すべき時があることをお伝えしました。
ところが現実には、あなたの転職を許さない会社や上司がいますよね。
なぜ『転職する裏切り者=悪者』という扱いをするのでしょうか。
その本当の理由を次にお伝えします。
物事を自分の損得でしか考えられない
転職を裏切りだという会社や上司は、物事を損得でしか考えていません。
そのため、転職されると求人や教育にかけた時間やお金が損だと感じるのです。
また、人手を補充するために新しく求人を出したり次を育てるのが面倒だという理由から、転職者を出したくないのでしょう。
しかし人材にかける時間やお金というのは、会社にとって「投資」でなければいけません。
「会社や上司の損になる奴は裏切り者」などという考え方なら、最初から人を雇う資格はないと僕は思います。
「人を雇う」とは、そういうことでしょう。
社員を使い捨ての消耗品だと思っている
転職を裏切りだという会社や上司は、社員や部下のことを「使い捨ての消耗品」だと思っている可能性があります。
都合のいい労働力を、使えるだけ使いたい。使えなくなるまで搾り取って捨てたい。
そういった前提で社員のことを見ているから、期待通りにいかなかった時に「裏切り者」として非難するのです。
でも都合が悪くなれば会社側はいつでも社員を切るくせに、社員が会社を捨ててはいけないって、とんでもない暴論だと思いませんか?
「給料を払ってやってるのに!」という人がいるかもしれませんが、賃金は労働の対価であって、人権を買っているわけではありません。
社員は決して会社の所有物ではなく、部下は上司の奴隷でもなく、ひとりひとりの人生があるんです。
関連記事:「社員を使い捨てにするのが当たり前」の会社は3年以内に辞めるべき
問題点を認めたくない
会社がブラックな環境であったり、上司がパワハラをしているような場合など、それを認めたくないために『転職する裏切り者=悪者』という方程式を作りあげます。
本当は会社や上司に問題点があるのに、
「会社に対する誠実さが足りないせいだ」
「与えられた仕事を投げ出すなんて無責任な奴だ」
「これくらいの指導に耐えられないのは甘えだ」
と、原因を社員にすり替えて考えるのです。
そうして『裏切り』という言葉であなたの良心や責任感を利用し、転職を考え直させようとしたり、辞めるほうが悪者で会社側は被害者なのだという事にしたいんですね。
「黙って転職活動するのは裏切り行為。先に相談しろ」という人がいますが、事前に相談しても引き止められるだけなので、交渉したいわけじゃないなら無駄といえます。
引き止められる前に転職活動は済ませておこう
ここまで解説してきたように、会社や上司が転職を裏切り行為として許さないのは、自分たちの都合しか考えてないからに他なりません。
そんな場所からは、さっさと遠慮なく転職してしまいましょう。
会社はあなたの代わりを探すことができますが、あなたの人生は一度きりです。
自分が幸せになる道を閉ざしてはいけません。
だから転職を決意したなら、引き止められる隙を減らすためにも、バレないうちに転職活動を進めておくことが必須になります。
在職中にスムーズな転職活動をするには、まずは転職サービスを活用して自分に合う求人を見つけることから始めてみてください。
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年齢を重ねるにつれ、自分の希望がかなう会社への転職はどんどん難しくなっていきます。
できれば20代、遅くても30代のうちに、思い立ったら即行動したほうがいいです。
「また今度でいいか」とためらっていたら、このままずっと変わることはありません。
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