・妻の地元に転職するか迷っている
・妻の地元に転職するメリット、デメリットは?
このような悩みや疑問を解決するための記事になります。
僕は三度の転職のなかで、人間関係・労働環境・自分の弱さ…さまざまな問題にぶつかりながら、ようやく「自分らしく働くコツ」を見つけることができました。
この経験を活かし、20~30代の社会人に向けて働き方や転職についての情報を発信しています。
転職をするキッカケって色々あると思います。
今の職場に不満があるとか、さらなるキャリアアップを目指したいとか。
そんな中でも意外と多いのが、結婚や出産などのタイミングで「妻の地元に転職」というもの。
じつを言うと、僕もそれがひとつのキッカケになったことがあります。
そこで当記事では、
『僕が妻の地元に転職することを決めた3つの理由と後悔しないためのコツ』
について公開します。
同じような状況の人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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妻の地元に転職を決めた3つの理由
僕と妻は、ともに違う地元の出身者でした。
結婚後もしばらくは、お互いに仕事もあるし職場にそこまで大きな不満がない環境だったため、移住や転職などは考えていませんでした。
しかし結婚2年目に夫婦で話し合った結果、妻の地元に移住することにしたのです。
僕が妻の地元に転職を決めた理由は3つあります。
- 出産や子育てがしやすい
- 経済的にお得だから
- 家庭の円満のため
それぞれ詳しく説明しますね。
理由① 出産や子育てがしやすい
妻の地元に転職する理由として真っ先に思い浮かぶのは、やはり「子供」のことですよね。
実際、里帰り出産をする女性はとても多いです。
しかしなぜ「一時的な帰省」ではなく「転職してまで移住」することに決めたのか?
それは、出産や子育ては夫が思っている以上に長い間、妻の負担になることを知ったからです。
妊婦は10ヶ月間ずっと大変
妊娠初期には「つわり」で家事や仕事どころか、ろくに食事も取れなかったり一日中動けないこともあります。
安定期に入っても妊婦である以上、さまざまな制限がついて回るものです。
予定通りに出産を迎えられるとも限らず、流産や早産の心配だってあります。
「予定日が近付いたら帰ればいい」というのは、結構のんきな考え方なんですね…。
じつは出産後のほうがもっと大変
出産を終えたら終えたで、そこからがまた大変です。
育児は戦争です。とくに生後3〜4ヶ月頃までは、日中だろうと夜間だろうと関係なく2〜5時間おきに授乳が必要で、睡眠時間がばりばり削られます。
ぶっちゃけ最初は赤ちゃんを可愛いと思う余裕すらありません。それくらい必死です。
そこを乗り切っても子育てはずっと続きます。
夜泣きしたり熱を出したりケガしたり。
しかも2人目以降になると、上の子の世話もしながら…。
育児は楽しいばかりじゃない、というのは紛れもない事実です。
一人で支える自信ありますか?
上記のように、出産や子育てにかかる大変な期間をトータルで考えると、数週間とか数ヶ月とかいうレベルじゃなくて年単位なんですよね。
その間ずっと、妻を支えてあげる人間が無知な自分だけじゃ、あまりにも心許ないと思いませんか?
「男は仕事だけしてお金を稼いでくればいい」「きついのは当たり前。みんなやってる」なんて考えているなら、甘いです。
その考え方は、2〜3世帯が一緒に暮らして近所の人たちもみんなで支え合っていた時代の話です。
今は夫も、仕事があろうと家事も子育ても全力で取り組まなければ、妻に任せっきりは絶対無理ですよ。
しかし、妻の両親が近くにいれば話は別です。
精神的にも体力的にも相当な支えになってくれます。夫婦2人の時とは知識と経験も雲泥の差でしょう。
妻の負担が減れば当然ながら夫の負担も減ります。すると結果的に仕事にも集中できるようになります。
裏を返すと、「仕事のために妻の地元に転職する」とも言えますよね。
理由② 経済的にお得だから
妻の地元に転職することをためらう人の多くは、「転職したら収入が落ちるから」という考えを持っています。
僕も最初はそこで迷いました。
子供を育てるにはお金が必要です。老後のためにも若いうちに少しでも多く貯金しておきたい。
しかし、妻と話をしていて、ふと気付いたのです。
「家族全体で考えたら、むしろ妻の地元に転職したほうがお得なんじゃないか?」
物価や家賃が下がる
正直なところ、都道府県別の平均年収を調べると、妻の地元はあまり高くなかったのです。
だから転職したら年収が下がることは覚悟しなければいけないと思いました。
(結果的に僕の場合は年収アップしたのですが、その話は後ほど)
しかし妻が言うには「物価は安いよ」と。
実際に調べてみると、家賃なんて同じ広さでも2万円近く安かったんです。
これは収支で考えると、あながちマイナスにならないかもしれないと思いました。
妻も働きやすくなる
先ほど出産や子育ての話でもありましたが、子供ができると妻の地元に転職したほうが助かることが多いです。
それは経済面においても同じことが言えます。
子供を預かってもらったり保育園の送り迎えをしてもらったりできるため、そのぶん妻がしっかりと働きやすくなります。
大きな声では言えませんが、なんだかんだで近くにいると孫のために色々と買ってくれますし。
たとえ夫の収入が下がっても、家族のトータルではプラスになる場合が多いです。
理由③ 家庭の円満のため
じつを言うと、僕にとってはこれが一番の理由かもしれません。
なぜ妻の地元に転職することが、家庭の円満につながるのか?
その答えは「妻の精神状態は家庭への影響が大きいから」です。
社会では未だに男尊女卑だとか女性蔑視だとか問題になっていますが、家庭内に関しては女性のほうが存在感が強いことって結構多いんですよね。
妻の機嫌を損ねないよう必死に毎日を生き抜いている男性も少なくないのでは。
あくまで僕の個人的な経験上ですが、妻が元気だったら家庭内の雰囲気も明るくなりますし、逆に妻が落ち込んでたり疲れてたりすると空気がどんより重くなります。
妻にとって「ホーム」であることが大事
「子育ての手伝いや経済的な問題なら、夫の地元でもいいじゃん」と思う人もいるかもしれません。
しかし、それでは妻にとって「アウェー」であることに変わりありません。
夫の両親に子供の世話をお願いするのって、めちゃくちゃ気を遣うんですよ。
気軽に頼れる実家があり、会って愚痴を言える友達がいて、慣れた土地で安心して子育てができる。
そういった「ホーム」の環境が妻のメンタルを支え、回り回って夫も過ごしやすくなるのです。
家に帰ってリラックスしたいなら、妻のストレスをできるだけ減らしてあげることが肝心ですよ。
僕は仕事も大事ですが、プライベートの充実を何より大切にしたいので、この理由は本当に大きかったですね。
この3つが、僕が妻の地元に転職することを決めた理由になります。
個人的におすすめですが、後悔しないために次の点には注意しましょう。
妻の地元に転職して後悔しないためのコツ
妻の地元に転職することは僕にとって大きなメリットがありましたが、誰にでも当てはまるわけではありません。
転職・移住してしまってから後悔しないためにも、注意点やコツを紹介しておきます。
〈後悔しないためには〉
- 義親の介護のためはNG
- デメリットを受け入れられるか?
- 転職活動は今すぐ始める
それぞれ簡単に説明させていただきますね。
義親の介護のためはNG
冷たいと思われるかもしれませんが、正直なところ「義親の介護のために妻の地元に転職」はやめた方がいいと思います。
というのも、苦労することが目に見えているからです。
介護って、めちゃくちゃ大変です。自分の親でも大変なのに義親の介護は体力も精神も時間もごりごり削られます。
最悪、仕事を犠牲にしなくてはなりません。
「あなたは何もしなくていい。私が全部するから」と妻が言ったとしても、おすすめしません。
先ほども言ったように、妻の精神状態や疲労は、家庭への影響が何より大きいんですよ。
介護で溜まったストレスが夫婦仲を決裂させる、なんてよくある話です。
出産・育児どころではなくなりますし、経済的にも家庭環境でも苦しくなる可能性が高いです。
これでは、『僕が妻の地元に転職することを決めた3つの理由』がすべて否定されてしまいます。
もちろん「移住して散々お世話になった後に介護が必要になった」とか、「基本は介護士さんに任せてたまに手助けする」とかは全然OKだと思います。
しかし情に流されて介護メインで移住するくらいなら、割り切って遠方から金銭面の援助をしたほうが後悔は少ないかな、と。
「後悔してでも助けてあげたい」と本心から思うなら、自分の人生を犠牲にするくらいの覚悟は必要でしょう。
あくまで僕の持論ですが、『自分の幸せを優先し、人助けは余力の中でやるべし』。
デメリットを受け入れられるか?
妻の地元に転職することは良いことばかりでなく、当然ながらデメリットもあります。
僕の場合はほとんど問題になりませんでしたが、人によっては後悔する原因になり得ます。
転職する前に以下のデメリットを知っておきましょう。
夫には知り合いがいない
人によっては暇だったり寂しかったりするかもしれません。
僕はもともと1人で出かけるのも平気なタイプですし、今はオンラインでいつでも友達や誰とでも交流できる時代なので気になりませんでした。
妻の両親と仲悪いと厳しい
当たり前ですが、顔を合わせる機会は増えます。
嫌われていたり苦手意識があると、かなりストレス溜まるでしょうね。
子供がいるなら転校しなくてはいけない
転園ならまだしも、転校は子供にとって負担が大きいです。
小学生以上の子供がいるなら本人の意思も尊重してあげたいところですね。
土地柄に馴染めるか
これは価値観による部分が大きいですが、田舎すぎて不便さを感じたり、都会すぎて息苦しさを感じたり。
その地域独特の雰囲気や風習は、出身者にとっては普通でも、よそ者には違和感があるかもしれません。
住めば都ということもあります。
自分に合った職場が見つかるか
地域によっては働き口が少なかったり、自分の職種に当てはまる求人がなかったりする可能性もあります。
移住するなら転職先の確保はマストです。
転職活動は今すぐ始める
妻の地元に転職するうえで後悔しないためには、転職活動をできるだけ早く始めることが重要です。
転職活動は引っ越しにおける物件探しと一緒で、思いついたら早ければ早いほど有利です。
ギリギリになって始めてもロクなことありません。
希望と全然違う会社に就職してしまったり、年収が大幅にダウンしたり、入社してみたらブラック企業だったり…。
最悪だと転職先が見つからないまま移住だけ済んでしまう可能性もあります。
そうならないためにも、「妻の地元に転職するかどうか」という選択肢が浮かんだ今の時点から、リサーチからでもいいので転職活動を始めるべきです。
転職サービスをフル活用しよう
僕は妻の地元に転職することを決めたら、すぐに転職サービスを利用しました。
これは情報収集のためと、自分に合った職場を効率よく見つけるためです。
以前の転職活動ではダラダラして後悔したことがあったので、この時はすぐに行動しましたね。
おかげで焦らずしっかりと転職活動できたので後悔はありません。
年収は下がることを覚悟していましたが、エージェントのスタッフによる交渉のおかげで年収アップも達成できました。
なので転職について考え始めた時点で、まずは転職サービスを活用して自分に合う求人を見つけることから始めてみてください。
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自分のペースで求人を探して応募できるのはもちろん、職歴や希望条件を登録しておくだけで企業から直接オファーが届く『スカウト機能』などもあります。
ほかにも自己診断や応募書類の作成ができたりなど、転職活動に役立つサービスがたくさんあるので本当におすすめです。
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年齢を重ねるにつれ、自分の希望がかなう会社への転職はどんどん難しくなっていきます。
できれば20代、遅くても30代のうちに、思い立ったら即行動したほうがいいです。
「また今度でいいか」とためらっていたら、このままずっと変わることはありません。
現状を変えたいなら、今できる簡単な一歩から踏み出しましょう!
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